受験生にとって最大の山場と言えるのが、夏休みです。
夏休みはみんなが塾に通いつめたり、
合宿に参加したりして、
集中的に勉強に励みます。
ということは・・・
実は夏休みに大きな差は付けづらいということになります!
そこで大切になるのが、
「夏休みの迎え方」です。
3年生の春休みから、
1学期終了までに良い準備ができれば、
そのまま夏休みの勉強を最高の形で迎えられます!
この記事では現役高校教師が、
受験勉強が本格化する夏休みまでに終えておきたい2つのポイントについてお伝えさせていただきます!!
・高校受験を控えた新中学3年生
・受験生をもつ保護者の皆さん
には特に読んでいただきたい記事になっています!
効果的な夏休みに繋がる2つのポイント
夏休みまでにしておきたいことは大きく分けて、
①勉強に関すること
②希望校に関すること
の2つに大別できます。
どちらの方が優先度が高いというのではなく、
両方とも非常に重要な要素になります!
①苦手な教科について認識する
1つ目が苦手な教科を理解するということです。
ここで言う「苦手な教科」というのは、
得点・偏差値の低い教科ではなく、
「勉強に取り組むことがつらい教科」ということです。
もっとストレートに言うと、
勉強したくない教科と言ってもいいと思います。
3年生の序盤は、いったん通知表を含めて
数字のことは忘れましょう。
どの教科が苦手なのかに着目してください。
勉強するのが苦にならない教科であれば、
環境さえ整えば自然と点数は上がり始めます。
この作業が必要なのは、
「自己分析の機会」を作ることになるからです。
受験勉強が本格化すると、
点数を上げることでいっぱいいっぱいになります。
苦手だと思っていた教科が、
実は勉強方法が分からないだけの可能性もあります。
出来ればどの内容が苦手かまで分析できると最高ですが、
そこまでするのは時間的にも大変なので、
最低でも苦手な教科はリストアップしておきましょう!
早めに苦手強化を知れば、
学校の三者面談などで勉強方法を聞くこともできます。
②「何を重視していつまでに志望校を決めるのか」見通しを立てる
2つ目のポイントは、
志望校の選択についてです。
夏休みまでにすべきことなので、
もちろん具体的な学校を1校に絞る必要はありませんよ!
志望校を決める際に、
偏差値だけで学校を決めることもありますが、
制服や交通手段、学校の雰囲気など何点かポイントがあるかと思います。
また、文化祭に行ってみて雰囲気を確認することもよくあります。
早めに目星を付けておかないと、
2学期以降にバタバタ学校見学に行くことになって、
肝心の勉強時間が確保しづらくなってしまいます。
それでは元も子もなくなってしまうので、
いつまでに学校見学をして、いつまでに併願校を絞ろうかなど、
おおざっぱで良いので道筋をつけておくと慌てずに済みます。
オススメの志望校の決め方については、
別の記事でまとめてあるので合わせてご覧ください!
>>>志望校決定のポイントとは?考えるべき重要な要素【高校受験】
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メンタル面のケアも忘れずに
受験が近づくにつれて、
勉強の進み具合に関心が強く向いていきます。
中学3年生にとっては、
高校受験が人生で最初の受験になることもあります。
周りの友人なども勉強についての話が多くなり、
リラックスできる時間が減っていきます。
ベネッセの高校受験調査では、
「なんだかイライラした」と回答した受験生は65.6%にのぼります。
また、「よく眠れなくなった」という受験生も26.5%います。
気分的な不安だけでも大変ですが、
睡眠に問題が生じてしまっては、
万全の体調で受験に望めません。
勉強に集中するためにも、
それ以外の時間を気兼ねなく過ごすことが大切です!