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1学期に運動会・体育祭をするメリットって??

新年度も1ヵ月が経過して、少しずつ新たな環境に慣れ始めるころかと思います。

学校でも同じように、
最初の1ヵ月は自己紹介や健康診断などイベントが多くバタつきます。

私が小学生だった約15年前は、
運動会と言えば9月,10月が多かったように思いますが、
近年では1学期に開かれる学校も多いように思います!

ベネッセの調査₍2012₎によると、
春開催と秋開催は概ね半々であることが分かります。

1986年度の調査では、
春開催が約3割にとどまっていることを考えると、
やはり増加傾向にあると言えそうです!

実は1学期に運動会₍体育祭₎を行うのには、
2学期に開催するのと比べていくつかメリットが存在します!

本記事ではそのメリットについて見ていきたいと思います!

①新年度からの経過時間が少ないが故のメリット

1学期に行事を行うことは、
クラス替えや新入生の適応などを考えると時間が少なくバタつくように思えます・・・。

確かに学校側は通常の授業に加えて、
行事に向けても動く必要があるので実際に忙しいのも事実です。

一方で、1学期という早い時期に催すことによるメリットが存在していることも事実なんですね。

その理由の一つには、
人間関係が確立される前」であることが挙げられます。

例えば5月に行うのであれば、
4月の時点からメンバー決めや練習を開始しなくては間に合いません。

そういった際に新学期が始まって間もなければ、
お互いに好き嫌いが小さい状況ですから、
比較的スムーズに話し合いが進む可能性が高まります。

また話し合っているうちに、お互いの関係が近くなり、
クラスが一致団結することも考えられます

もちろん時と場合によりますが、
最初から人間関係に問題を抱えた状態よりは、
スムーズに準備が進むことが望めます。

修学旅行の部屋割りを思い出してください・・・。
一人だけ数が合わなかったり、
あんまり仲良くないグループと一緒になったり、
意外とスッキリ決まらないことはありませんでしたか?

人間関係が確立される前に役割を決めることは、
トラブルを避けるうえで一つの選択肢と言えるかもしれません。




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②受験に影響しない時期である!

春に開催することのメリットには、
受験との関係も存在しているように思います。

Education Careerによると、
2017年の通塾率は小学生が46%・中学生が53%です。

おおよそ半数以上の児童生徒が塾に通っていますし、
大学進学も増加傾向が続いています。

このように学業に力を入れる流れが強い中で、
放課後や朝練などを行うためには、
学校外での学習への影響も考慮に入れなくてはいけません。

最上級生が部活動を引退し夏休みを勉強に充てているのに、
2学期が始まった途端に、
運動会や体育祭の練習で遅くまで学校にいることへの理解が得づらいのは確かだと言えるでしょう。

学問と学校行事との両立は、学生だけでなく、
学校側にとっても重要な課題となっていることがうかがえます。

③厳しい残暑

春先に運動会・体育祭を行う要素は、
学校運営だけでなく、変わり行く自然環境への適応にもあると考えられます。

気象庁が発表している月別の平均気温でも、
4,5月と9月,10月では秋の方が高くなっています。

特に9月に関しては春先よりも5℃前後平均して高くなっていて、
そのような環境下で運動することは熱中症などを招きやすくなります。

夏休みに部活動などで定期的に運動していない生徒の場合は、
夏休み明けから急に運動することで体調を崩しやすくなります。

残暑も厳しく、危険な環境の下で行事を行う必要性があるか考えれば、
春に移行し始めている現状は賢明な判断が各学校で下されていると言えるのではないでしょうか。




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行事の成功には環境の整備が必要

学校などの公的な機関は伝統を重んじるばかりに、
必要に応じた処置が柔軟に行われにくいと考えられている面があります。

しかしここまで見てきたように、確実に時代の流れによって適切に方針を転換し、児童生徒の安全の確保に努めている面もあります。

学校に限らず物事を成功させるためには、しっかりとした準備が肝要です。

運動会・体育祭の開催時期の変化という一見すると大きな事柄ではないようなことでも、
その裏には様々な要素が絡んでいて、メリットが含まれていることが分かります。

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