社会問題

【クレーム】モンスターペアレントってほんとうにモンスター?₍学校現場₎

教職員の悩みの一つに、
「保護者対応」が挙げられます。

また社会的にも、
「モンスターペアレント」の存在が知られ始めています。

異常なクレームを入れてくる保護者がピックアップされ、
マスコミでも大きく取り上げられることもありました。

適切な要望とクレーム

保護者からの要望が来た途端に、
「クレーマーが来た・・・」と感じることが正しいとも思えません。

教育的ニーズには答える必要がありますし、
それは義務となっています。

公務員は全体への奉仕者という性質をもつため、
可能な範囲で要望を叶える必要もあります。

この点をよく考慮しなくてはいけないと思います。
苦情=モンスターペアレントではないはずです。

しっかりと内容を吟味しなければ、
職場改善や個人的な成長にもつながりません。

また社会的重要性を高めるためには、
利用者である子供やその保護者の満足感は必要です。

そういった意味では、
クレーマーと言われる人に対して社会的な目が厳しくなってきた反面、
正しい指摘もクレームと取らえてしまう可能性が出てきます。




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保護者=教育者?

「モンスターペアレント問題」について考察していきます。
教育は大きく分けて以下の3か所において行われるとされています。

①学校教育
②家庭教育
③社会教育

上記の中で学校教育は、
すべての児童生徒に対して教育を施すことが必要になります。

義務教育を終えている高校においても、
在学生全員が学校教育の対象です。

従って一人の児童生徒に対して、
教育上必要とされる以上に配慮することはあってはいけません。

それに対して家庭教育は概ね、
各家庭において保護者によってされるものと言えます。

つまり教育の対象は、
我が子」のみになります。

この事を考えれば保護者が、
教員と学校で行われている教育について、
完全に考えが一致することは困難なことが分かります。

一言で教育と言っても、
求められるものが違うわけですから、
そこには大きな隔たりがあります。

モンスターペアレントの事例から見る役割

具体的に一つ事例を挙げてみます
行事後に学校で写真が張り出されました。

それに対してある保護者が、
「〇〇は3枚に写っているのに、うちの子は2枚の写真にしか写っていない」
という電話をかけてきました。

これはまさしく立場が違うから起こる出来事なわけです。
保護者にとっては、
我が子が多く写っているか」が唯一の関心事です。

そこから周囲の子との関係や、
生活の様子が知りたいわけです。

それに対し教員は、
「全員が写真に写っている」ことが大切なわけです。
これは先ほど述べた、
保護者と教師との教育対象の違いによって生じる問題です。

ここまで関心ごとが違ってくれば、
話し合ったところで納得し合える結論に行きつくわけがありません。

また、学校側がその要望に応えることは、
現実的に非常に難しくもあります。

保護者に同伴してもらって各自で写真を撮ってもらうか、
証明写真のようにソロの写真のみを撮って、
写っている枚数を把握するしかありません。

これは明らかに非現実的な解決方法であり、
本来の行事の趣旨を逸脱しています。

だからといって、
保護者に対して丁寧に学校の立場を説明しなくていいということにはなりません。

各立場の考えを擦り合わせることによって、
後に客観的に良い分の正しさを証明することに繋がります。

それは保護者との関係を悪化させないだけでなく、
社会に対して学校のスタンスを示すことにもなります。
異なる立場と共通の思い

それでは保護者と教師は、
お互いに対立したままでいいのでしょうか。

先ほど挙げた例は、
モンスターペアレントとして取り上げられたこともありますが、
もっと判断が微妙な問題は存在します。

その意見がしっかりと精査されるように、
学校側も意見を聞くことが大切です。

保護者と学校が対立して一番迷惑を被るのは子供です。
立場は違えど共通の目的をもっています。
それは立場の弱い子供を共に守るというということではないでしょうか。

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