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中学校生活で重要な3つの期間!過ごし方に注意が必要!!

中学校生活3年間で鬼門が3か所!!

中学校生活は小学校の6年間に比べてわずかに半分です。
期間は短いですが、進路選択や部活動など人生で初めてのイベントが目白押しです!

『何でも調査団』の中学時代についてのアンケートで興味深いデータがあります。

現在30代の回答者のうち「とても楽しかった」「まあまあ楽しかった」の回答が55%を超えています。

半数以上の人にとって、中学校生活は振り返って良い思い出になる期間と言えます!

ですが!中学校生活には気をつけるべき3つの期間・学期があります!
この鬼門と言える期間の過ごし方で、3年間の充実度、その後の人生も変わってきます。

それぞれの期間の特徴、子供の発達段階に応じて大切に時間を過ごしていきましょう!




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①1年生1学期

まず何より大切なのが入学直後の1年生1学期です。
小学校から中学校への生活の変化は、子供にとって大きな負担にもなります。

集団登下校が無くなり、制服での生活になります。
部活動も始まりますし、数学や美術など新たな教科も加わってきます。

特に「中1ギャップ」は大きな問題です!
国立教育政策研究所は中1ギャップに関するリーフレットも作成しているほど!

中1ギャップに関して明確な定義はありません。
中学校に入学したタイミングで、新学生生活に不適応を起こしやすい事実を総称して使われています。

実は科学的に中1ギャップが証明されているわけではありません
ですが・・・
科学的にそうでなくても、経験論的に環境が変われば不安を感じますよね?

数学・英語への苦手意識

特に学習面で小学校に比べて負担が大きくなります。
バンダイは小中学生を対象に「好きな教科に関するアンケート」を実施しています。

小学生・中学生共に算数/数学が好きな教科・嫌いな教科ともに1位になっています。

一方で、嫌いな教科でも小中学生共に算数/数学が1位です。
とりわけ小学生(23.7%)から中学生(27.0%)になると嫌いな割合が増加します。

国語が嫌いな子供は小学生(23.5%)から中学生(19.7%)に減少します。
この数字からも数/数学は好き嫌いが分かれやすいことが分かります。

英語に関してはベネッセが詳しい調査を行っています。
参考記事:「中学校英語に関する基本調査

上記のデータから、小学校から中学校に上がるタイミングで英語に対する苦手意識が強くなることが分かります。

ベネッセの調査では、小学生の7割が英語を楽しいと回答しています。
それが中学生に対する意識調査では8割弱の生徒が苦手意識を抱いています。

中学1年生の1学期は数学・英語に関して苦手意識をもちやすい時期です。
そしてこの時期の苦手意識が受験勉強、その後の進路にまで影響します。

数学と英語の授業ではスタートダッシュが肝心!!

数学と英語に力を入れたいということを強調してきました。
実は!数学も英語も、1年生の1学期は内容的にも簡単なんです!!

いくつかのポイントを抑えて最低限学習すれば後々のつまずきが減ります
テストの点数よりも、以下に挙げることが理解できているかが大切です!!

数学
正負の数の足し算割り算(数直線を頭の中にイメージできるように!)
掛け算割り算の符号(+×+、+×-、-×+、-×-の4種類!)
通分、約分(小学生の内容の未定着が目立ちますし尾を引きます。)

英語
アルファベットを書けるようにする(大文字小文字)
be動詞の完璧な使い分け(am,are,is. 三人称という概念の理解までできればはかなり有利)
一つの文に動詞は1つ

数学も英語も専門的に見ればポイントはまだまだありますが、
現実的には上記の内容の理解ができていない生徒が多いです。
家庭教師、塾講師、教員どの立場でも共通して感じるポイントです。

②2年生2学期

「スタートが肝心」ということは何となく想像できることかと思います。

2年生になると大人でも陥る困難があります。
それが「中だるみ」です!

学校内の役割の変化

2年生の2学期は学校生活の中心が3年生から移る移行期になります。

多くの学校で生徒会選挙が行われます。
部活動でも代交代が終わり、新人戦に向けて活動の中心を担います。

3年生は受験ムードが高まってきて、自分たちのことで手一杯になります。
学校生活にも慣れ、後輩もできることで何だか気持ちが大きくなるでしょう。

そもそも中二病という言葉があるくらいです!(笑)
反抗期を迎える子供も増えだして、家庭教育でも苦労しやすい時期になります。

発達の観点からも、2年生の2学期が難しい時期であることが言えます。
学習内容的にも2年生から複雑になりだします。

学習内容の高度化

国語では古文について本格的に学び始めます。

数学では証明が入り出し、論理的に考えなくてはいけなくなります。

英語に関しても「to + 動詞の原形(to不定詞)」について学びます。
子供にとっては、同じ形(文法)なのに複数の意味があることは非常に理解しづらい要素になります。

中学2年生2学期は我慢の期間!

中学2年生という時期は心身の発達面、学習面で非常に難しい時期と言えます。
1年生の時とは異なり、慣れによる難しさがあるからです!

しかし!見方を変えればそれだけ学校生活を謳歌しているとも考えられます。

そこで、2年生の2学期は以下の点に注意して生活を見守っていただければと思います・・・

・1年次、2年次の1学期と横ばいであれば◎

・犯罪行為などの反社会的行動に気をつける

・子供が熱中していることがあれば学習面以外の事でも尊重する!

特に3点目が重要です。
学習面についてつい口を出してしまいがちです。

この時期は反抗期が重なるため、保護者の忠告はなかなか聞き入れてくれません・・・。

部活動や友達との交流など、学習面以外のことでも子供がハマっていることであれば温かく見守ってあげることも大切かもしれませんね。

③3年生の夏休み~2学期

中学校生活の集大成となる3年生でもポイントがあります。
夏休みから2学期いっぱいにかけてです。

この時期は受験に向けて少しずつ意識が変わってくる期間でもあります。

それだけに非常に重要な期間と言えます。

実際の受験は3学期ですが、受験は誰でも頑張ります
明らかに努力が足りなくても不合格なら落ち込みますし、将来について考え始めます。

一方で2学期はまだまだ個人差があります。
進路についての意識に大きな差が存在します。

特に夏期講習で一日中塾に詰め込まれると大きなストレスになります。
加えて、保護者が熱心であるほど子供にプレッシャーをかけてしまうものです・・・。

子供の成績が期待通り伸びていれば良いのですが、伸び悩むことも多いのが現実です。
ベネッセは高校受験の際の悩みについて、成績ごとに調査しています。
参考記事:受験の悩み(子ども)

合格への不安やイライラは高い割合を占めています。
精神面に加えて、不眠や腹痛など身体的な不調も生じています。

(このような過度な負担を強いる受験偏重型の教育の是非については、別記事でとりあげたいと思います)

 

ベネッセの同調査では、中学3年生の受験の意識の変化について時期別の調査もしています。

「今通っている高校が受験校の候補としてあがった時期」では
71.4%の生徒が「中3の夏休み後ぐらい」と回答しています。

やはり、3年生の2学期頃が一番進路について思い悩む時期と言えます。

保護者が子供と一緒に不安にならないようにする!
まだまだ中学生は子供です。過度な期待・負担はNG!

家が子供にとって休息の場でなくてはいけません。
進路選択の主役は子供ですので、そっと陰から導いてあげてください!

時には一緒に出掛けたりして気晴らしのお手伝いをしてあげましょう!
受験が終わったのちに家族のきずなが必ずや強まります!!

100%を求めずに子供の自主性を高めてあげましょう!

中学校生活では大きく3つの転換点があります。
いづれのタイミングにおきましても、子供への高すぎる要求は負担になります。

子供の興味関心は刻一刻と変化します。
最低限の社会ルールを守ることは必要です。

ルールの中で長所を活かしていくことが、長い目で見て有意義な生活を送ることにつながります。

文部科学省の調査では高等学校退学理由の1位が進路変更です。
参考資料:「平成28年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査

進路に関する理由が学業不振よりも高い割合となっています。

中学生の時よりも様々な交友関係、職業に触れることによるものもあります。
一方で高校進学が一般化して目的意識が薄れていることも考えられます。

成長の過程で様々な事柄に接することで幅広い視野を養い、主体的な進路選択の後押しをしてあげることが重要です!

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