教育情報

「現役教師が教える」通知表の評価の付け方と不満がある時の対処法

この記事では、通知表の成績の付け方と、
評価について不満がある時の対処法について紹介しています。

通知表は進路を決定する際にとても重要なものになります。
そんな大事な通知表ですが、
あなたは成績の付け方についてどのくらいご存知ですか>

学校種によって異なりますが、
現行の方法ではテストの点数順に成績が付くわけではありません

そういう理由もあって、
思っていたよりも成績が低いな~
と不満を抱くこともあるかと思います。

そこで本記事では、
通知表の見方についてポイントを絞ってご紹介いたします。
そして、成績について問い合わせる際に抑えたいポイントも合わせてご紹介していきます。

評価のつけ方

小中学校の通知表には観点別評価というものがあります。

簡単に言うと、
一つの教科を複数の観点から評価する方法のことです。

文部科学省は評価の基準について、
「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」の4つの観点ごとに評価をつけるように定めています。

各観点はABCの3段階で評価するようになっています。

そして観点別の学習状況の評価に基づいて、
5段階(小学校は3段階。小学校低学年は行わない)の評定をおこないます。

つまり・・・「成績(評定)を上げたければ観点別評価を上げるしかない!」ということになります。

加えて大切なのが、
現在の評価は絶対評価でつけられています。

クラスで何番目かではなく、
観点別評価でオールAの生徒には全員「5」がつくようになりました(4が付くこともあります)。

ABCの3段階で付けられる観点別評価というシステムがある

観点別評価に基づいて5段階評価の評定がつけられる

・絶対評価が取り入れられ、テストの順位と成績は一致しないことも

関心・意欲・態度の評価は要確認

複数の観点から成績をつけることをご紹介してきました!

この中で特に気をつけて見ていただきたいのが、
関心・意欲・態度」の欄です。

成績は主に、

・授業中の活動(姿勢)
・定期考査
・提出物

の3つの活動を中心につけます。

この中で「関心・意欲・態度」に比重が置かれるのが、
授業中の活動と提出物です。

授業中の態度には出席状況や発言が含まれます。
提出物はノートや課題、ワーク類などが該当します。

定期考査に比べて圧倒的に高評価をもらいやすい観点です。

授業中の挙手・発言についても、
英語であれば新出単語の意味を予習していくなど対策が取れる教科もあります。

提出物も板書を写し、
考査前にワークを仕上げれば提出可能なはずです。

また、提出物には教師のサインなど何かしら評価した印があるはずです。

関心・意欲・態度で「C」評価がついている場合には、
出席状況以外にもノートやワーク、プリント類の評価を確認しましょう。

成績に納得がいかない時は要確認

ここまで成績の付け方と着眼点について見てきました。

「テストの点数の割に評価が低いな・・・」
「提出物の成績は良いのに、関心・意欲・態度の欄がCだな~」
など成績に関する疑問や不安は案外多いものです。

平均点を超えていても、
特定の領域で点数が低いと全体の成績が落ちることもあります。

反対に考査の点数が低くても、
提出物や授業態度で成績が高くなることもあります。

現行の成績の付け方は、
付ける側にとってもややこしい面があります。

「どうしてこの成績なのかな?」と感じたら、
その理由を教員に尋ねることをおすすめします。

理由が分からなければ改善できないので、
なぜこの成績が付いたのか聞くことは決してクレームではありません。

成績について聞く際のポイント

成績について疑問がある時には尋ねることを推奨しました。
そこでいくつかポイントがあるのでぜひ確認しておいてください。

聞きたい箇所を明確に!

一つ目のポイントが、
成績のどの部分について聞きたいのか明確にしておきましょう。

「何でこの成績なんですか?」と漠然とした聞き方をすると、
答える側も曖昧な答え方になりがちです。

特に5段階評価について聞かれても、
先述のように観点別評価ですから「総合的に見て」としか答えようがありません。

5段階評価ありきで成績を付けているわけではないので、
もう少し細かく尋ねることが良いでしょう。

例としては
提出物の評価が良いのに、関心・意欲・態度がBなのはなぜですか?」などという聞き方です。

他にも、私が指導している英語で「英作文が8割取れているのに表現がCなのはなぜですか?」と聞かれたら、必ず成績のデータを確認するでしょう。

聞かれた側が「あれ?なんでだろう・・・」と感じるような質問をすることが、丁寧な対応につながることは間違いありません!

授業で使ったものを保管しておく

二つ目のポイントが、
授業で用いたノート、ワーク、プリント類は保管しておくことです。

これは成績の根拠になるものです。
特にノートは「A」などの評価が書かれていることが多いものです。

成績を確認する際にもっている情報が多いほど、
成績の照らし合わせをすることが容易になります。





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まとめ

この記事では成績の付け方と、
成績に疑問がある際の対処法について見てきました。

現在の成績の付け方は、点数だけで決まるものではありません
授業の取り組みを態度や提出物、授業中のパフォーマンスなど、様々な観点から評価していきます。

教科に深くかかわる観点は、
その教科ごとに明確な基準が定められています。

一方で、「関心・意欲・態度」については、
提出物など客観的に評価できるものだけでなく、
教員の主観も入る余地のある項目です。

ノートやワーク提出、授業中に提出したプリントなどには、
チェックや評価が書かれていることもあります。

それらの評価と通知表における「関心・意欲・態度」の項目の評価が大きく異なる場合、その理由を問い合わせることは大切です。
もしかすると何かしらの提出物が出ていなかったのかもしれません。

その学期の評価が変わらなかったとしても、
今後の改善につなげていくことができます。

そして、問い合わせる際には通知表のどの部分に疑問があるのか明確にしましょう。
5段階₍10段階₎評価は細かな観点別で構成されます。
どうしても数字を追ってしまいがちですが、
どの分野のA~C評価が想像と違うのかよく考えてみると良いでしょう。

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