社会問題

神戸市「教員いじめ」の裏に潜む本当の悪影響とは?

学校における課題として、
長い間挙げられている問題が「いじめ」問題です。

いじめに対しては早期対応が求められるようになり、
大きな事件になる前にいじめ認定がされるようになってきています。

それに伴って認知件数は大幅に増加しましたが、
実態を把握するという点においては、
積極的ないじめ認定は大きな進展と言えそうです。

一方で神戸市において信じがたい事件が起こりました。
それが「教員によるいじめ」です。

ニュース等で大きく取り上げられたため、
具体的な内容を把握されている方も多いかと思います。

この記事では、
「メディアに触れられていない教員によるいじめの子どもに対する影響」について取り上げてみたいと思います。

社会に対する影響

教員という仕事は子どもと接する仕事ではあります。
子どもと関わるということは日本の未来に関わることであり、
常に社会規模で関心が向けられるべき対象になります。

そこで子どもに対する影響を考える前に、
加害教員の人権無視と言える暴挙が社会に与える影響を考えていきます。

①社会的な信用の低下

まず初めに何と言っても、
教員という職の信用低下を招きます。

学校という世界も段々と透明化されていて、
外部から意見を言いやすい環境ができてきています。

働き方改革のような民間企業で求められるものが、
学校現場においても要求され始めていると言えます。

一方で昔から変わらない教員像もあります。




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それは、教員は全ての生徒に対して平等であったり、
生徒の将来を願って厳しく教育にあたったりなど、
職務に対する高い意識」という面に向けられることが多いでしょう。

このような高いレベルでの倫理観が求められる仕事ですが、
その分だけ強い信頼感が得られる仕事でもあると言えます。

また、高い要求はそれだけ職の重要性の裏付けとも言えます。

このような良くも悪くも注目を集める職種において、
非人道的な行為は特に大きな非難の的となります。

とりわけ「いじめ」は絶対的に憎む存在であって、
議論を挟む余地のない「悪」です。

そのような行為を教師が行うということは、
他業種以上に信用を失墜させ、
社会の不信を招くことは想像に容易いことです。

②教員希望者の減少を招きうる

社会的な地位の低下も大きな問題ですが、
学校現場が居心地の悪い環境であるとなれば、
教員を目指す人の減少も起こりかねません。

当然希望者の減少は、
優秀な人材の確保という面で大きなマイナス要因です。

職務内容に関することであれば、
仕事である以上覚悟をもって就職するでしょうが、
仕事内容と全く関係の無いことだとそうはいきません。

短期的に悪影響を及ぼすだけでなく長期間にわたって、
教育現場に負の要素をもたらしかねない事件であったと言えます。

子供たちへの影響

次に子供たちにどのような影響をもたらすか見ていきます。

教育現場の不祥事が他の職種と違うのは、
将来を担う子供に直接的な悪影響をもたらす点であると言えます。

担当教諭の後退による影響や、
いじめの増加などは数多く取り上げられている点です。

この記事では少し異なる観点から、
今回の「教員のいじめ」が子供に与える影響について考えていきます。




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いじめの発見を遅らせる危険性

教員がいじめを行っていたことで、
子供のいじめを誘発するという意見があります。

この考えには概ね賛成です。
加えてそれ以上に深刻なのが、
いじめに関する情報の入手にあると考えます。

加害生徒・被害生徒以外の子供からの情報は、
非常に重要であり正確性も高いことが多くあります。

特に中学校以上では教科ごとに担当教員が変わります。
一日中特定の生徒と関わるわけではないので、
生徒間の関係が見えにくいこともあります。

そこで児童生徒による協力は不可欠です。

これが今回の教員によるいじめのせいで、
子供が積極的に情報を与えてくれなくなる危険性があります。

それは教員への信頼が無くなるからという、
単純な問題ではありません。

傍観者の肯定

教員だけでいじめを全て発見することが不可能ということは、
私を含めて全教職員の共通認識であると言えます。

そこで加害者・被害者以外の「聴衆や傍観者」
といった言葉を使って何とか全体でいじめを無くそうと考えています。

しかし今回の教員によるいじめはどうだったでしょうか?
世間に流れた動画でも明らかに撮影者は「聴衆」であり、
他の教員は「傍観者」になっています。

この存在は非常に大きなダメージです。
子供に対して、
いじめの告発を勧めることが難しくなってしまいます。

それでなくても勇気の要る行動であるのに、
自分たちに寄り添ってくれる教員には、
止めようとする行動を起こす勇気が無いことを世に知らしめてしまいました。




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いじめが与える多面的な影響

いじめは新たないじめを招くだけでなく、
いじめが表に出ることも妨げてしまいます。

告発者になることは誰にとっても怖いことです。
特に学校という封鎖的な人間関係の場では、
その後の生活を左右しかねない行動です。

だからこそ大人が率先して、
「正しい行動」を示していく必要がありました。

それが今回の「教員いじめ」によって、
全てがゼロからのスタートになってしまったと言えます。

道徳的でない人間が「道徳」を教えることは、
これ以上にない皮肉です。

何より一部の非常識な教員のために、
学校現場全体の信頼が揺らいでしまいました。

社会的にはもちろん、
日本の未来を担う子供に対する影響は計り知れません。

このように、当ブログでは教育問題を中心に、
様々な社会の問題を取り扱っています。

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