人間関係

レビュー:「人生を変える人間関係の授業」【書評51冊目】

この記事では、人間関係を改善させ更に深い関係になる手助けをしてくれる1冊をご紹介します。

「定期的に会うけど、現状報告をするだけ」
「仕事上仕方なく付き合いをしているだけ」
という関係は身近にありませんか?

現代人にとって人間関係は、悩みのタネになっています。
マイナビの調査によれば、
「職場の人間関係が難しい」と答えた割合は84%です。

このような人間関係の悩みを改善するためには、
人生を変える人間関係の授業」がおすすめです。

この本を読めば、表面上の人間関係を「格別」な関係へと変化させる道筋が見えてきます。

具体的な事例を取り上げた解説

人生を変える人間関係の授業」では、人間関係に問題を抱えたペアを登場させています。

それはなぜかというと、読者に具体的に人間関係のトラブルを想像させやすくするためです。

このおかげで、読み進めていても対策について机上の空論に感じることがありません。

特に、学術系の堅い本が苦手という人にはオススメできるポイントになります。

更に著者たちが実際にトラブルに直面している場面も出てくるので、より白熱した内容になっています。

相手の「コート」に立ち入らない

それでは本書で紹介されている、
人間関係向上のためのポイントを説明していきます。

相手と意見を交わす際に気を付けなければいけないのが、
相手の「コート」に立ち入らないことです。

これは相手とのやり取りをテニスに例えた表現です。

相手に意見を言う際には、自分の感じたこと₍自分のコート₎について意見を言うべきと書かれています。

「私はあなたの〇〇という言葉に傷ついた」
「私は〇〇と思っている」
など、自分が思ったことや感じたことを相手に伝えるべきという考えです。

これが相手のコートに立ち入ってしまうと、
「あなたは〇〇と考えている」
「あなたは〇〇に違いない」
などとレッテル貼りにつながります。

この結果相手の反発を招き、ただの言い争いに発展してしまうというものです。

自分の意見を言うときには、
主語を「私は」にするように心掛けるのが良いのかもしれませんね。

「快適ゾーン」から15%飛び出てみよう

人間関係を発展させるうえで大切になるのは、心を開いて自己開示することです。

表面上の会話だけではなかなか相手との距離感は縮まらないものです。

そうは言っても、いきなりプライベートな会話をするのは気が引けますよね?

本書では当たり障りのない話を「快適ゾーン」と名付けています。

これは相手に話すうえで特に気遣いを要しない会話内容です。

相手との関係を発展させるには、
この快適ゾーンから15%踏み出す程度が良いですよと指摘しています。

これを超えて開示してしまうと、しても身構えてしまいます。

少しプライベートな面も相手に見せることで、
相手も同様に心を開いてくれるようになってくれます。

全ての人間関係を最適化しなくてもいい

人生を変える人間関係の授業」は、人間関係を改善させるためのポイントを紹介した1冊です。

しかし著者は全ての人間関係を最高のものにする必要は無く、本当に改善したいと思える人間関係のみに着目するように勧めています。

それだけ関係改善には時間と労力がかかるということですね。

思い描く関係性があまりに違う場合や、
「格別」の関係に至ったときに得られるモノが小さい場合、
労力に見合わないこともあるという点は頭に入れておくと良いでしょう。

それだけ「全ての人に好かれようと思わない」ことは大切なのかもしれません。

まとめ:文化の違いも踏まえて読もう

ここまで紹介してきたように、
人間関係を発展させるにはある程度の知識・テクニックも重要になります。

この本では具体的なエピソードに基づいて、
テクニックを用いるとどのような展開が期待されるのか紹介されています。

ここで少し注意が必要なのは、
本書はタイトルの通りアメリカの作者によって書かれています。

作中のやり取りも、日本人のものよりも若干直球な表現が多く感じます。

基本的に自己開示がかなり多いため、
日本人が実践するともう少し展開はゆっくりなのかなと感じました。

一方で友人関係においては、
より踏み込んだ関係性に発展することが期待できるのではと思います。

表面上の付き合いからさらに深くなりたいという人は、本書を手にして実践してみると良いと思います。

特に友人や恋人、家族との関係改善にはとても役に立つ1冊と言えるでしょう。

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