悩み・不安・ストレス

書評㉛:「読むだけでさみしい心が落ち着く本」

普段生活していて、
「さみしい」と感じたことはありますか?

程度の差はあれど多くの人が、
訳もなく寂しさを感じた経験があるのではないでしょうか。

この記事でご紹介する、
読むだけでさみしい心が落ち着く本」は、
そんな寂しさを感じる理由と、その対処法について細かく書かれています。

この本を読むことで、
「寂しいのは自分だけではない」「自分は異常じゃない」
と知り、明日からの生活をより良いものにしてもらえたらと思います!

寂しさを引き起こす「Look at me 症候群」とは

寂しさにはいろいろな種類がありますが、
この本で取り上げている寂しさは、
「誰にでも起こり得る本能的な寂しさ」です。

私を見て」「私に気づいて」という欲求は、
誰の心にでも存在する欲求です。

イジメの中でも「無視される」のが最も辛いという意見もあるほど、相手にされない・相手に認められないということは苦しいことです。

このような自分を見てほしいという欲求を作者は、
「Look at me 症候群」₍以下LAMS₎と名付けています。

その名の通り「私を見てほしい」という欲求を表していて、
この欲求が募ると「さみしさ」が増幅してきます。

「かまってちゃん」になれない辛さ

このような話になると「かまってちゃんの事」という、
短絡的で危険な批判が展開されがちです。

しかし構ってほしいという意思表示をできる人は、
比較的自己表現ができているため寂しさを溜め込みづらい傾向があります。

問題になるのが、
このような誰にでもある気持ちを胸の奥にしまい込んだまま、
少しずつ心に傷を負っている人です。

LAMSになりやすい傾向のある人の特徴を
作者は以下のようにまとめています。

「優しくて」「性格のいい」、つまり「いい子」にとって、
「私を見て₍= Lool at me₎」という気持ちは、
ひたすら自己嫌悪の対象となります。
また、やんちゃで、きかん坊な言動をとる人に対して、
異様な嫌悪感さえ抱きます。

良い子でいなくてはいけないという気持ちが、
結果として自分を苦しめてしまい、
長期的には問題行動につながることもあります。




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Look at me 症候群の治療法

先ほど書いたように、
Look at me₍見てもらいたい₎状態は誰にでも起こり得る状態です。

大切なのはその気持ちを適切に表現することです。

LAMSに薬は処方しない

作者の柿木氏の考え方では、
LAMSの状態は決して病気ではないので投薬による治療は基本的に行いません。

その代わりに、カウンセリングを効果的に活用する方法を取っています。
カウンセリングを通して患者自身に心の状態を理解させることが、
状態をよくするために不可欠な要素と捉えています。

心の痛みの緩和

患者本人が自分の心の状態を理解することは大切ですが、
理解したところでさみしさが無くなるわけではありません。

今存在する心の痛みをどのように和らげるかも、
治療を行う上で大切なポイントになります。

読むだけでさみしい心が落ち着く本」には、
今感じている心の痛みを改善する方法も載っています。

①深呼吸

まず一つ目の方法が深呼吸です。
深呼吸を含めた呼吸法は現在大きな注目を集めています。

深呼吸をすることによって、
自律神経」のバランスが整う効果があります。

自律神経はストレスによって乱れが生じますので、
LAMSのような方の場合は、
常にストレスによって自律神経に悪影響を与えていることが考えられます。

ストレスから逃れるためにはヨガ教室もオススメと言えます。
最近は自治体が主催している初心者向けのヨガ教室もあるので、参加のハードルは下がっていると言えます。

②泣きたいときには泣く

悲しさや寂しさから、
泣くことを抑えてしまうことはありませんか?

人前で泣くことには抵抗があるかもしれませんが、
一人でも頻繁に泣くことは、
なんだか不健康に感じる方もいるかもしれません。

しかし研究の結果から、
泣くことは気分をスッキリさせる効果があることが分かっています。

泣きたいときには素直に泣いてしまう方が、
心の健康にも良いことが証明されているんですね。

LAMS患者にはまじめで弱さを見せることを嫌がる人も多くいます。
周囲の人が一緒に寄り添うなど、
泣くことが心の健康を取り戻すことに大切であるということを伝えてあげることも重要になります!




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正しい理解と正しい対処

寂しさは誰にでも存在する感情です。
それを無理に抑え込むことは、健康にとって非常に悪い影響を及ぼしかねません。

また、そのような当たり前な感情を受け止めてくれる存在も大切になります。

それが保護者であることが望ましく、一般的になりますが、
心の拠り所を確保できていない子供や、
大人になってから心の支えになる人を見つけられない人もいます。

特に周りから見てしっかりしていそうに見える人ほど、
実は大きな悲しみを抱いていたりもします。

そのような人を見つけ出すことは難しいですが、
「寂しさが原因で心身ともに消耗してしまっている人がいる」
ということを正しく理解することも、
苦しんでいる人にとっては大きな手助けになります。

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