人間関係

書評㉒:「人を動かす」

人間関係で悩んでいる人はどれくらいいると思いますか?
マイナビニュースの調査では、
「職場の人間関係が難しい」と答えた人は、
全体の84%にも達しています。

それだけ人間関係を円滑に進めることが大変ということが分かります。

そんな人間関係を円滑にし、
自分の考えや意見を相手に理解してもらうことができれば、
今よりもずっと生活が楽になると思いませんか?

カーネギーの出版した『人を動かす』は、
人間関係構築の参考書と言うべき1冊です!

今から80年以上も前に書かれた1冊ですが、
現代にも通じるコツやポイントが凝縮されています。

しかも、どれも心がけ一つで今すぐにでも実行可能なものばかりです。
友人・家族・恋人・客など様々な人間関係において役に立つ内容が満載です。

本記事は「人間関係で悩んでいる」人に向けて、
少しでも役に立つ情報をお伝えできればと思い、
私の参考書とも言える1冊をご紹介させていただきます!!

人間関係における4つの要素

人を動かすでは、
人間関係の原則を「動かす」「好かれる」「説得する」「帰る」の4つに分類しています。

いずれも日常生活の中で重要な要素となっていますよね!
それぞれ共通点もありますが、
少しずつポイントが異なっていますので、
自分が必要と感じている部分を重点的に読み込むことをオススメします!!

それでは本書を読んで印象に残ったものについて、
いくつかご紹介していきたいと思います。

ご紹介するのはほんの一部ですので、
気になった人はぜひ一読ください・・・。




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「人を動かす三原則」

初めに、人を動かす三原則です。
なかなか自分の思い通りに人は動いてくれないものです。

それでもどうしても手助けが必要な時や、
状況を改善する必要がある時などは、
相手の協力を取り付けたいことがあるものです。

カーネギーは人を動かすための方法の1つとして、
「重要感を持たせる」ことを説いています。

他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。私は決して人を非難しない。人を働かせるには激励が必要だと信じている。

誰だって、怒られるよりも、
褒められること、励まされることの方が気分が良いものです。

一見当たり前なように思いますが、
普段の生活ではついついダメ出しをしてしまいがちです・・・。

自分がしてほしいことが、相手のしたいこととは限りません。
相手の気持ちになって、やる気を起こすような言葉がけを常に心掛けないといけません。

一方で、適当に褒めてればいいかと言えば、
それは間違いであるということも指摘しています。

お世辞と感嘆の言葉とは、どう違うか?答えは、簡単である。
後者は真実であり、前者は真実でない。後者は心から出るが、前者は口から出る。後者は没我的で、前者は利己的である。後者は誰からも喜ばれ、前者は誰からも嫌われる。

見え見えのお世辞って、
言葉は綺麗でもあんまり嬉しくないですよね₍笑₎

むしろ「誰にでも言ってるんだろうな~」とか、
印象が悪くなることすらあります。

言われた側には、相手の真意が読み取れてしまうものです。
常日頃から相手に感謝の気持ちをもって、
良いところはドンドン言葉にして伝えておくことが、
自分が困っているときに相手を動かすことにつながるようです。

その他の原則が気になる方は本書をお読みください!!

「人に好かれる六原則」

人に好かれることは、人間関係を円滑にするだけでなく、人生を充実させるうえでも重要です!

カーネギーは、人に好かれるための方法の一つに、
相手の「関心のありかを見抜く」ことを挙げています。

相手の関心ごとに気を使うということは、
それだけ相手のことをあらかじめ調べておかなければいけません。

その時点で相手に対する誠意にもつながりますし、
相手からすれば、最初から親近感を感じやすくなると思われます。

一見すると、相手に合わせていて大変ですが、
純粋に自分の知らなかったことについて学ぶチャンスと捉えれば、新たな世界への入り口にもなります!

もし、相手と関係がうまくいかなかったとしても、
その後の自分の人生に生かすことができるので、時間を割くに値すると思いました!




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「人を説得する十二原則」

ビジネスの世界に限らず、
普段の生活の中では無意識的にでも相手との駆け引きが存在しています。

友達とどこで待ち合わせするか
食事は何にするか

こういったちょっとして決定でも、
自分一人で決められないことである以上、
相手との関係・やり取りによって決定が下されていると言えると思います。

そして、自分の中で順位付けがある場合には、
いかに相手に自分の意見が良いものだと思わせるかがカギになります!

自分の意見が強ければ強いほど、
反対意見をもっている相手のことをコテンパンにしたくなることはありませんか?₍笑₎

普段は何でも相手にゆだねる人でも、
絶対に譲れない部分がいくつかはあるものです。

そういったときにいかに自分が正しいかを力説したくなるものですが、カーネギーは全く違う考え方を提唱しています。

相手は間違っているかもしれないが、相手自身は、自分が間違っているとは決して思っていないのである。だから、相手を非難してもはじまらない。非難は、どんな馬鹿者でもできる。理解することに努めなければならない。賢明な人間は、相手を理解しようと努める。
 相手の考え、行動には、それぞれ、相当の理由があるはずだ。その理由を探し出さねばならない—そうすれば、相手の行動、相手の性格に対する鍵まで握ることができる。

私は馬鹿者です₍笑₎
自分に確固たる考えがあるのと同様に、
相手にも信念があります

自分が正論だと思っているのと同様に、
相手にも意見を主張する根拠があるはずです。

日常生活は法廷の場ではないので、
いかに正論を振りかざしても報われるとは限らないんですよね・・・。

論破に躍起になるとむしろ人間関係を壊してしまい、
結果的に大きなマイナスになることだってしばしばあります。

相手の立場になって考えていることを理解しようとすれば、
自分の言葉が相手にどんな感情を引き起こすのかが理解できるようになります。

相手の身になって意見を聞くこと」は、
とても大切なことだと再認識させられました。

「人を変える九原則」

相手の立場になるのは大切ですが、
結果的に相手の意のままに行動していては本末転倒です。

時には相手に行動を変えてもらうことが必要になります。
こういった場面でもカーネギーの考えは一貫していて、
「行動の背景にある相手の気持ち」を読み解くことを大切にしています。

カーネギーは断固として命令を良しとしていません。
それが結果的に相手の行動を変えても、
後々の不利益に繋がりかねないからです。

押しつけがましい命令は、あとにしこりを残す。
たとえそれが、明らかな誤りを正すためであっても、そうだ。

特に気を付けたいのが、
相手が自分よりも明らかに立場が弱い場合です。

職場や学校での先輩後輩や家庭での子供へのしつけなどは、
立場上、上からの目線の意見になりがちです。

少し考えれば分かることですが、
いくら相手が正しくてもボロクソに言われたら
感謝よりも相手へのイライラが募りやすくなります。

大切なのは、どうしたら相手が納得して行動を変えてくれるかです。
ここでもやはり、相手の立場を慮って考えることが求められてきます。

どうやらここら辺に、
カーネギーの人間関係に関する極意が隠れているような気がしました・・・

他人とうまく関係を築くための根本原則

カーネギーは他人と良い人間関係を築き、
人生を豊かにするための法則を数多く提唱しています。

しかし、様々な法則の根本にあるのは、
心を込めて相手に対して接するということだと思いました!

小手先だけのテクニックではなくて、
相手が何を望んでいるのか、
相手の関心の居所はどこにあるのか、
相手の気持ちになって真剣に考えることが最も重要であるということを示唆しているような気さえしました・・・。

自分の言っていることがいかに正しくて、
相手がいかに間違っているかを指摘しても事態は好転しません。

人間関係はゲームの世界ではないので、
相手にも思惑や戦術があるものです。
そして何より、相手にも意思があります。

そういったお互いに自分の利益を求めている以上、
差が出る部分は相手に対する真摯な姿勢なのかもしれない。
そう思わせてくれる1冊でした!!

人間関係に悩んでいる方、
もっと周囲の人たちから自分のことを評価してもらいたいと考えている方には、
ぜひ読んでいただきたい1冊だと思いました。

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